転職エージェントのサービスには、企業に提出する応募書類の添削や、面接対策があります。

本ページでは、当社で行っている面接対策についてご紹介します。

【選考の流れ】

1.書類選考・・・・・・・選考する人:採用している部門の採用ミッションを持つ担当者 または 人事
(2.適性検査)
3.一次面接・・・・・・・選考する人:マネージャー相当/採用している部門 または 人事
4.二次面接・・・・・・・部長相当/採用している部門
5.最終面接・・・・・・・役員相当
6.内定稟議

正式内定

■採用における各面接の位置づけとポイント

面接回数は企業によって異なりますが、2-3回の場を設けている企業が多いです。

また、面接は本当に”各企業の色”が出るので、「一概にこうだ」と言い切るのは難しいです。

エージェントを使っている場合、面接ごとに位置づけやポイントを確認することをお勧めします。

上記は前提に、当社がご紹介している基本的な各面接の位置づけとポイントを紹介します。

■一次面接

採用している部門の採用ミッションを持つ担当者 または 人事が面接官として出てくることが多いです。

履歴書や職務経歴書を基に、「どういう人物か」を社内で共有するために深掘りしていきます。

ある意味、書類選考の延長線にあるのが一次面接です。

【内容:計60分】

エントリー(5分)  :「簡単に自己紹介をしてもらえますか」
経験の深堀り(30分):「経験を基に、強みや専門領域を教えてもらえますか」
転職理由(10分)  :「転職を考えられている理由を教えてもらえますか」
志望理由(5分)   :「当社に興味を持っていただけた理由を教えてもらえますか」
逆質問(10分)   :「何か聞きたいことはありますか?」

ポイントとしては、採用における決裁者(内定を出す権利のある人物)が面接官ではないこと。

つまり、

社内で自身の上司(採用部門)に推薦してもよいか

を面接官は考えており、

社内で言語化された(予め決められた)採用基準に従い、面接合否を判断している

ことを念頭において面接を受けるべきです。

そのため、

面接を受ける企業の採用基準を把握し、

社内で共有してもらうに足りるだけの材料を揃えてもらう(伝える)ことが

一次面接通過においては重要になります。

採用基準に

・論理性があり、構造化されたアウトプットが好まれる
 例:「私の転職理由は、大きく二つありまして・・・・」

・協調性があり、チームでの業務経験が深堀りされる
 例:「5名のチームで取り組んだ〇〇のPJTがありまして・・・」

・定着性があり、他責と捉えられないように転職理由を伝える必要がある
 例:「現職に不満があるわけではないのですが、中長期の自己成長を考えると・・・」

などなど

※昨今の人手不足の状況により、

一次面接はカジュアル面談(応募意思不問の情報交換の場)としていたり、

企業側からの会社紹介メインとしていたり、

選考期間が伸びることで他社に採用負けしないようにするため、決裁者が一次面接を行うこともあります。

■二次面接

採用している部門の部長クラスが面接官として出てくることが多いです。

一次面接の社内共有を踏まえて、「活躍いただける人物か」を見極めていきます。

【内容:計60分】

エントリー(5分)    :「簡単に自己紹介をしてもらえますか」
経験のすり合わせ(30分):「こういうことを任せたいと考えているのですが、興味/活かせる経験はありますか」
条件のすり合わせ(10分):「ポジションや年収面での希望を教えてもらえますか」
逆質問(10分)       :「何か聞きたいことはありますか?」

ポイントとしては、入社した場合の直属の上司にあたる人が面接をしていること。

つまり、

入社された場合の具体的な業務(活躍)がイメージできるか

を面接官は考えており、

今回の採用背景や任せられる仕事内容

を具体的に把握した上で、面接を受けるべきです。

一次面接とは異なり、具体的な業務内容や条件のすり合わせも行われることが多いです。

「自分はこんな経験(スキル)があるから、貢献できる」というアピールをすることが

二次面接通過においては重要になります。

※年収の条件交渉においても、二次面接の評価次第で成否が変わってくるので、

 本当にできる限りの準備を行って二次面接に臨んでいただくことをお勧めしています。

採用背景や任せられる仕事内容に関しては、一次面接の逆質問でしっかりと聞いておくことをお勧めしています。

とはいえ、緊張感のある面接の場で、納得いくまで聞けていなかった場合は、

エージェントを使って、情報を集めてもらいましょう。

■最終面接

役員相当が面接官として出てくることが多いです。

一次~二次面接の社内共有を踏まえて、「内定を出してもよい人物か」を見極めていきます。

【内容:計30-60分】

価値観を探る質問(20分) :「苦難をどう乗り越えますか?」「仕事において大切にしていることはなんですか?」
転職理由(5分)     :「転職を考えられている理由を教えてもらえますか」
志望理由(5分)       :「当社を志望するいただけた理由を教えてもらえますか」
逆質問(5-30分)       :「何か聞きたいことはありますか?」

ポイントとしては、企業のMVV(Mission/Vision/Value)を体現している役員が面接をしていること。

一次~二次面接を通して、「活躍してもらえる」という判断が既にされています。

入社した場合に配属予定の部門からは、面接官(役員)に対して後押しもされている状況です。

その上で、最終面接では、役員クラスの視界で、

会社に合っているのか(その企業の持つ人材観にマッチしているのか)が判断されます。

一次~二次面接は、ある意味、ハード面での面接(ジャッジポイントが言語化されており、職務経歴書にも記載されている内容を会って確認する)ですが、

最終面接では、ソフト面(職務経歴書には表れない価値観)が重視されます。

具体的な業務や条件の話は出ることが少なく、

「雑談のみだった」「逆質問がメインだった」

といった感想を最終面接後に頂戴することもあります。

最終面接は、各社、通過率や想定質問が非常に異なります。

一律の対策はできないと思っていただいた方がよく、各社、個別に対策を行っていきましょう。

当社の面接対策

当社では、面接対策を面接ごとにしっかりと時間を取って行います。

想定質問や採用基準の話はもちろんのこと、

緊張感のある面接の場で、これまでのご経験やお強みをきちんと、正確にお伝えいただけるように

どのように答えるかのすり合わせも行った上で、面接に臨んでいただきます。

面接対策が自分一人では難しいと感じる方は、ぜひご活用ください。