転職エージェントのサービスには、企業に提出する応募書類の添削や、面接対策があります。
本ページでは、当社で行っている条件交渉についてご紹介します。

【選考の流れ】
1.書類選考・・・・・・・選考する人:採用している部門の採用ミッションを持つ担当者 または 人事
(2.適性検査)
3.一次面接・・・・・・・選考する人:マネージャー相当/採用している部門 または 人事
4.二次面接・・・・・・・部長相当/採用している部門
5.最終面接・・・・・・・役員相当
6.内定稟議

正式内定

条件交渉とは

書類選考、各種面接を通過して、晴れて選考合格となった場合、
企業より内定通知とともに労働条件通知書が送られます。
労働条件通知書には、その記載内容が法律によって定められています。

※労働条件通知書 記載内容の一例
・「賃金」に関する事項 労働基準法5条
・「労働契約の期間」に関する事項 施行規則5条1項1号
・「就業の場所及び従事すべき業務」に関する事項 施行規則5条1項1号の3
・「賃金の決定、計算及び支払方法」「賃金の締切り及び支払時期」「昇給」に関する事項 施行規則5条1項3号

エージェントが行う条件交渉とは、
主に、労働条件通知書に記載される賃金(年収)交渉や、入社日の調整を指しています。
※「業務内容」について交渉をすることもあります

いつ、どのように条件交渉を行うのか

条件交渉の内容を、年収交渉と入社日の調整に分けて、紹介していきます。

「年収交渉や入社日の調整は内定が出る時にする」と思われている方が多いですが、
厳密には、少し前の選考フェーズで行います。
というのも、最終面接が行われた後、合格の場合は内定稟議となり(早い企業では翌日には稟議がおりることも)、
企業から提示される年収や入社日が確定(書面に記載される)されてしまうためです。
条件が確定してしまった後の交渉は難しい場合が多く、
最終面接の前後に条件交渉を行っておく必要があります。

■年収交渉

「今よりも年収を上げたい」
という想いを多くの方がお持ちです。
自身での年収交渉は、ハードルが高いため、
エージェントを使用する価値の一つとなります。

そもそも、どのように企業では提示年収を決めているのかというと、
多くの場合、現年収相当を基本に
・自社の給与テーブル(人事制度)に合わせて、お任せする業務相当のテーブル内で決定する
となります。

そのため、具体的な年収交渉の方針としては、以下の2つに大別されます。

1.任せられる業務相当のテーブル内での交渉

例えば、
課長職の年収テーブルが700-900万円の企業で、課長職相当で選考合格となり、
年収850万円の提示を交渉する
というイメージです。

現年収相当の年収額という前提はありますが、比較的、交渉はしやすいです。
「現年収が福利厚生も加味すると、これくらいなので、そこは維持したい」
「転職するリスクを考慮して多少上げてほしい」
といった理由を添えて、交渉にあたります。

2.給与テーブルを大きく飛び越えた交渉

例えば、
課長職の年収テーブルが700-900万円の企業で、課長職相当で選考合格となり、
1000万円の提示を交渉する
というイメージです。

当然、交渉は難しくなります。
最悪の場合、内定が出ない(選考は合格だが、条件が折り合わず、内定稟議で落ちてしまう)ことも考慮して、
交渉するかどうかの判断からエージェントとすり合わせます。

この場合、年収交渉を行う理由が重要となるので、
例えば、「併願している他の企業の条件」「現職に残って昇格した場合の年収」など
交渉材料をしっかり揃えます。

■入社日の調整

現職に在籍したまま転職活動をされている場合は、
無理なく現職を退社し、転職先に入社できる日程を最終面接段階でエージェントとすり合わせておきます。

具体的には、
転職先の希望入社日(入社したら携わってもらう業務の都合上、〇月には入社してほしい)と、
ご希望(引継ぎや有給消化も加味して、〇月に入社したい)
をすり合わせていきます。

内定通知書や労働条件通知書に入社予定日が記載されてしまうと、
再度、内定稟議を経ないと入社日の変更をかけられないといったこともあります。
無理なく、スムーズに転職ができるよう
当社では、最終面接前には具体の入社日を検討いただき、
事前にすり合わせるようにしております。

まとめ

当社では、選考途中にしっかりと時間を取ってご希望条件についてのすり合わせを行います。
面接において、なかなか自分の希望を正直に伝えることは難しいです。
条件交渉が自分一人では難しいと感じる方は、ぜひご活用ください。