当社は、公共測量だけでなく、
民間向けに測量を切り口とした建設エンジニアの派遣
をおこなっています。
民間向けには、業務委託として受注する測量業務も多く、
専門性を活かして様々なことをしています。
今回は、屋外タンクの沈下測量をご紹介します。
■前提
消防法第十四条の三:屋外タンク貯蔵所には、定期点検が義務付けられている
政令で構造および設備に関する点検事項/時期が定められていて、
その項目の中に「不等沈下量、最大沈下量及び最大沈下率」を確認することになっています。
■当社の業務内容
・タンクの沈下を水準測量で調べる
・成果物の納品
【作業手順】
1.任意にレベルをすえて、BM(ベンチマーク)を計測
2.タンクの周りが確認できる位置を探して
TP(ターニングポイント)を設定
3.レベルをすえかえて、タンクの周り
(タンクに付けられた等間隔の点を測定点として)を計測
4.2-3を繰り返して、最終的にBMに戻ってくるように計測する
5.現地で精度確認
6.成果の取りまとめ、納品
公共測量でも、工事測量でも、測量は間違えられない/精度が求められる仕事です。
培ってきた技術を転用した業務紹介でした。
※用語解説
※BM:ベンチマーク
測量用語が転用されて、ビジネス用語にもなった
測量では、高さが分かっているポイントのこと
※TP:ターニングポイント
レベルを据えかえる際に使用する目印となる点